《MUMEI》
プロローグ
「ヒロ!どこにいるの!?」
「高野くん!いたら返事をしなさい!」

俺を呼ぶ声が聞こえる。
なんだよ。今更探しに来たってもう遅いよ。探すんなら、もっと早くに探してくれよ。

俺はもう、待つのをやめる。
待つことに疲れたんだ。

ごめん、兄ちゃん。

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