《MUMEI》

しかし戻ったは良いものの、そこもまた侍女にとっては、刺激的すぎる
光景が展開する世界である事に、変わりは無い。 別世界に行っている間に時間がどれだけ経過したのかは解らないが、背徳の母子の戯れは、バスタブから、五六人は裕に
寝転べそうな広いベッドの上へ移ったようだ。
シーツの上でガイアは、まるで白蛇のような裸身を俯せにして、細くくびれたウェストとは対称的
に豊満に張り切った尻を、息子に向けてもたげている。
(あんな恥ずかしい格好、あたしは絶対出来ないわ・・・・)
侍女は思わず顔を紅潮させた。
「さあ!言うのです!
私は実の息子にお尻を捧げる、淫らな雌犬です、と!」
ゼウスがいきり立った
肉棒で、美母の尻をぴしゃりと打ちながら催促すれば、
「ああ・・・・、私は
息子の肉棒を欲しがる
淫らな雌犬です。
思う存分お仕置きして下さい」
大きな乳房をシーツにこすりつけ、尻を揺らしながら、潤んだ眼で背後の息子を振り返る。
言葉半ばにゼウスに勢いよく貫かれたため、ガイアのセリフの語尾はかすれた。
ガイアはシーツに頬をこすりつけ、
「アヒィっ・・・!
とても深いわぁっ!!」
息子に蹂躙され、背徳の快楽に溺れる母になりきって、激しい突きを甘受
する。
ゼウスは美母の細い腰を両手で掴み、憎しみでもあるかのように、豊満な尻に音を立てて腰をぶち当てている。
「あ・・・・凄いっ!
もう駄目・・・・いくうっ」
ガイアが乳房をゆさゆさ揺らしながら、一瞬体を息ませ、全身にさざ波のように痙攣を走らせると、ゆっくり弛緩した。
ゼウスは苦行僧の形相で眼を閉じ射精を堪えていたが、美母が弛緩すると、エクスタシーの余韻に浸る暇も与えず、再び激しく突きあげ始めた。
「ああ・・・・いや・・・・少し休ませて・・・・また、すぐにイキそう」
侍女のほうを向いてシーツに沈んだ美貌は、半眼に瞳を開いていたが、先程のように侍女を視覚に捉えているようには見えなかった。
肉厚な唇からはよだれさえ垂れている。
そこに魔女の面影は無い。
雄に攻められ悶える、雌
の顔があるだけだった。
「あーっ駄目ぇ!またイクー!落ちるーーっ!」
ガイアの叫びと共に、
無意識的に両腿をすりあわせていた侍女も、きゅうっと腿をすぼめ、下腹部を電気のように熱く走り抜ける衝撃に、茫然自失となった。

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