《MUMEI》
妹のモヤ
                  
                  
「宇理ー、マック寄ろうぜ!」

「うん、いいよー」


放課後になり圭汰と2人で

マックに行った。


「宇理は席取っといて?」

「わかった♪」


圭汰は注文しに行き、私は空いてる席を探した。


「ここでいっか…」


見つけて座るっていると


「お待たせ!
宇理はオレンジジュースで良いよな?」


「うん、ありがと♪」

圭汰からオレンジジュースとポテトを受け取った。


「今日はおごりだから」


言いながら向かいに座った。

「えっ…いいの?」

「いいよ!」

「ありがと♪」


「ラブラブだねぇ、妹ちゃん」


いきなり後ろから声がして振り向いてみると

よく兄の腕にくっついてる女の先輩ばった。


「篠先輩…」


圭汰が呟いた。


「あの…兄と一緒じゃないんですね…?」

篠先輩は柄の悪そうな男の人と居た。


「そぉなの〜。今日はバイトなんだってぇ!ゆりあ寂しい〜」


こんな可愛い子ぶった声はどこから出るのかと思って見つめた。


「えっと…篠先輩は
陸斗先輩と付き合ってるんですか…?」


圭汰が篠先輩に聞いた。


「付き合ってるよぉ?
陸斗から告ってきたの〜」


チクン…


あ…れ?

兄が誰に告白しようと勝手なのに

なんか…モヤモヤする…?


「そうなんですか…」

圭汰は言いながら私を心配げに見た。


「そぉ!なんかねぇ〜『好きだよゆりあ…付き合ってくれないか?』って♪」


チクン…


やっぱり…

前にも違和感を感じた事があった。

私は兄の事になると

平然としていられないんだ…。



「ゆりあの学校の後輩?」


いきなり篠先輩の連れの柄の悪そうな男の人が

篠先輩に聞いた。

「うん、そうだよぉ〜♪」

篠先輩が言うとその男の人が私と圭汰を見て言った。

                                    

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