《MUMEI》 もう一つの朝飯目が覚めるといつもと変わらぬ自分の部屋。 …なんだ。夢か。 ホッとすると下から 「ひかる!はやく起きないと遅刻するわよ!」 母さんの声が聞こえてきた。 「へいへい、わーったよ。準備すりゃいいんだろ?」 そう一人言を言いながら制服を着て鞄を持ち下に降りた。 テーブルにはもう朝飯がおかれてあった。 そして、俺の飯の横にはもう一つ朝飯がおかれてある。 …あり?父さんはもう会社いってるはずだし、母さんも食べたはずだよな? じゃあ誰の? トントントントン 階段を降りてくる音がしてふりかえると そこには───…… 昨日俺が見た無表情の女だった。 前へ |
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