《MUMEI》 あれから、話は進展せず、誰とも関わらず 夏休みは中盤に入った。 ーその時、 母親から「電話よー知念って言う男の子から」 「あっ今行く…」 私は、階段を降り電話の受話器を取る横で母親は、期待の眼差しでみている。 いや、そんな可愛い内容じゃないんですけど 思いっきり残酷で冷酷チックなんですけど 「今、どこだい…」 「家…」 「準備はできた、明日、本家に集合…」 「うん…わかった…」 電話はそれだけ。 「で、なになにデート?」 「いや、違う…」 こうして夜が明けた 前へ |次へ |
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