《MUMEI》
懺悔なる後悔
あのあと、「やっと終わったね…」「ああ…」
「君たちには少し、あの場面を見せるのは苦痛だったのかも知れない。本当にすまなかった
僕たち、一族はいつ何時消されるか潰されるかわからない世界で生きているからね…君たちもそうだよ、あまり自分を優位と思わない方がいいさ…人間は地位が上にいくほど自分は偉いと思いこむ、まあ実際そうなんだけどね…でも思い込みすぎて、自分が知らない間に人を傷つけている事もあるんだ…今日はありがとう…」
「あ、はい…」
知念君に意味深な言葉を聞かされ、少し落ち着く。
「寝泊まりなさって下さい…」
「あ、ありがとうございます…」
「さあ、透様も…」
「ありがとう…」
私たちは深い眠りについた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫