《MUMEI》

「ああ・・・・、いやーーっ!」
たちまち両足首に絡みつき、うねうねと這い登って来る黒い触手達は、アクエリアスの中におぞましさと共に、何とも得体の知れない妖しい感覚 を呼び覚ました。
細い蛇のように這い登って来た触手の
先端が、まるで愛撫するごとく、白い内ももを撫で上げた時、思わず知らず上げた悲鳴には、その自分では認めたくない未知の感覚を掘り起こされる事への、
恐怖と不安が 混じっていた。
『アクエリアスよ、大人しく身を任せていてご覧なさい。さすれば、並みの
人間ではなかなか味わう事の出来ない
快楽を経験させてあげますよ。』
触手がクリッと愛らしいお尻の間をズルズル滑る感触に
「アアン」と知らず知らずのうちに喘いでしまいながらも、アクエリアスはぎゆつと 唇を噛みしめ、闇の快楽へと誘う
ガイアの声に抵抗する 構えを見せる。
フフフ・・・・、黒い霧の塊は笑ったようだった。
『可愛いものよ・・・こちらとしても、そのほうが料理のしがいがあると言うもの・・・・。何人もの清純なる乙女を淫女に変えた、このガイアの腕によりを掛けた愛撫を、身をもって味わうが良い !!その快楽の頂点で、そなたの中で眠っている巨大なる超能力が目覚めるであろう!!』

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