《MUMEI》

携帯を閉じニヤニヤしている優に一人の女子生徒が近づいてきた

「優…あんた気持ち悪い顔に成ってるわよ…」

「うっせ…人が余韻に浸ってたってのにで、何かようか希咲」

優に近寄って来たのは幼なじみの鈴城希咲だった

「優、今のメール成瀬先輩でしょ?」

「なんでわかったんだ?」

「あたしにもそのメール届いたしね、それにあんたがニヤニヤするなんてそんな事ぐらいしか無いでしょ」

「うっ…ぐうの音もでん」

優を言い負かし満足げに笑いながら優の隣に座った

「肝試し一緒に行こうよ、どうせ一人なんでしょ優」

「どうせ一人なんて言うな本当の事だが…わかったよ、一緒にいくよ」

「よしよしじゃあ夜に家まで迎えに来てね!」

そう言って希咲は自分の席へ戻って行ったそして授業が終わり放課後になり優は肝試しの時間まで家でごろごろする事にした

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