《MUMEI》
学校
ピピピ ピピピ ピピピ

ピピピ ピピピ ピッ

うーん!

今日もいい天気!

制服着て早く下におりよ!

あっ!自己紹介がまだだったね!

私は、松崎 羅々!

小学4年!

髪は、腰まである茶髪。

私が通っている静沢-シズサワ-学園は、外見は普通ではありませんがごく普通の学校。

髪型、どうしようかな〜

よし!

ツイントテールにしよう!

下におりよ!

パタパタ

ガチャ

羅「お母さん、おはよう!」

母「もう起きたの?早いわね」

羅「日直だからね!」

今、何時だろ…

……

羅「わー!時間だ!行ってきまーす!」

母「行ってらっしゃい。気おつけるのよ」

羅「はーい!」

ガチャ

バタン

やばいー!

〜7分後〜

ガラッ

羅「疲れたー」

?「おい!」

ビクッ

羅「あ、輝君!遅れてごめんね!」

輝「…」

輝君って言うのは、山口 輝。

私の隣の席の男の子。

なぜか女嫌いなんだよね〜

羅「今日、日直だったんだね」

輝「…」

輝君は今、黒板に書かれたのを消しているから…

私は、何したらいいんだろ…

羅「輝君。私は、何したらいい?」

輝「…何もしなくていい」

羅「でも、何かしないと」

輝「…机をかたずけてくれ」

羅「わかった!」

早く終わらせて、輝君の手伝いしよ!

ガタガタ

輝「なぁ」

羅「ん?」

輝「…お前に兄貴いるだろ?」

羅「いるけどどうしたの?」

輝「いや…気にしないでくれ」

話しかけてくれた…

何か…嬉しいな♪

よし!終わった!

羅「輝君、手伝うよ!」

輝「…一人で出来る」

クスッ

輝「なっ!今、笑ったか!?」

羅「だって…下らへん綺麗に出来てないんだもん。それは、輝君の身長が高いからだよ。私は、身長が低いからやるよ」

輝「…じゃあ、やってくれ」

羅「了解!」

〜5分後〜

羅「終わったー!」

ガラッ

ん?

羅「由呑ちゃん!おはよう!」

由「羅々ちゃん!おはよう!」

由呑ちゃんとは、私の親友。

男子にモテモテで困っているくらい可愛い。

肩まである茶色の髪に大きな目。

性格もいいし!

男子にモテモテな理由は、分かっている。

由「今日、日直だったの?」

羅「うん!」

由「あっ!そうそう、羅々ちゃんのお兄さんにさっき会ったよ!」

羅「どこで?」

由「登校してたら、会ったの」

羅「そっかー。そういえば、1時間目ってなんだっけ」

由「理科だよ」

羅「理科か〜」

?「おい」

ん?

羅「輝君!どうしたの?」

輝「これ…落としただろ」

あ…

それは、高校生ぐらいに変身できるペンダントだった。

羅「ありがとう」

輝「気おつけろよ…」

と言って輝君は、自分の席に戻った。

由「羅々ちゃん!輝君と仲良くなったの?」

羅「ううん」

由「普通は、あんなにしゃべらないよ」

羅「そうなの?」

由「うん」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったし席につくか。

羅「じゃあね」

由「輝君が隣の席だなんてラッキーだね」

羅「ラッキーもなにも今日、席替えするんだよ?」

由「そうでしたっけ」

羅「うん」

先「山崎!早く席につけ!」

羅「はーい」

トコトコ

ガタッ

先「それじゃあ、席替えをする」

やったー!

?「羅々!羅々!」

ん?

羅「涼!どうしたの?」

涼「何か、輝が機嫌悪くねぇか?」

涼というのは、私の男友達ってとこかな。

仲がいい。

羅「え?」

チラッ

羅「ほんとだ!何でだろ」

涼「席替えが嫌とか?」

羅「たぶん…」

涼「まぁいいや!」

今日、変身してお兄ちゃんの高校に行こうかな。

先「山崎ー!早く移動しろー」

羅「もう!?あ、あそか」

トコトコ

ガタッ

?「羅々ちゃん!」

羅「由呑ちゃん!ついでに言うけど、今日早退するから!」

由「わかった。でも、どうして?」

羅「お兄ちゃんがお弁当を忘れたみたいなの!じゃあね!」

バタバタ

お母さんに頼まれてたんだけど、あっ!あった!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫