《MUMEI》
涼の家
今日は、学校が休み。

つまんないな〜

そうだ!

涼の所に行こう!

パタパタ

羅「お母さん!涼の所に行ってくるね!」

母「行ってらっしゃい」

羅「行ってきまーす!」

ガッシャン

※自転車を出した音です。

涼の家って、お兄ちゃんの高校の前を通るんだよね。

お兄ちゃんの学校は、休みではない。

普通にみんな行っている。

今日、お兄ちゃん誕生日だからいっぱいプレゼントもらってるんだろうな。

とにかく、涼のところにいくか!

〜その頃の空と海〜

「きゃーーー!!!」

「お誕生日、おめでとうございますぅ」

空「これは、なんでしょうか…」

海「いちいち、誕生日祝わなくていいのに…俺は、羅々のプレゼントだけでいいんだから!」

空「はいはい」

?「空と海、おはよ」

海「蓮!おはよ」

蓮「にしても、すごい人気だな…」

海「そっかー?」

蓮「それより、お前等の家で勉強会するんだろ?」

海「勉強会じゃないぞ?遊ぶんだよ!俺の妹も一緒に」

蓮「俺の妹も連れて行くから」

海「へー」

蓮「おい!」

空「海は、羅々だけでいいらしいです」

蓮「羅々って誰?」

空「私達の妹です」

蓮「へー」

〜その頃の空と海終わり〜

〜5分後〜

着いたのはいいけど…

輝君の自転車があるのはなんでだろう…

遊んでいるのかな?

遊んでいるなら、邪魔したら駄目だね。

帰ろ。

?「羅々!!」

へ?

羅「涼!」

涼「何、帰ろうとしてんだよ。遊ぶぞ!」

羅「うん!」

〜涼の部屋〜

涼「座って座って」

羅「うん。輝君、おはよう」

輝「…はよ」

何か…すっごく、気まずい!!

涼「なあなあ!写真撮ろーぜ!」

羅「うん!」

輝「俺パス」

羅「そんな事言わずに!ね?」

輝「しょうがねーか…」

涼「母さーん!写真撮って!」

涼母「ハイッチーズ!」

カシャ

涼「じゃあ、コピーしてくる!」

羅「よかったね」

輝「…」

羅「ねぇ…なんで、女嫌いなの?」

輝「…」

羅「無理しなくていいよ…」

理由なんか聞いてほしくないもんね。

あっ!

帰らなきゃ!

羅「輝君!私、帰らなきゃ!じゃあね!」

パタパタ

羅「涼!私、帰るから!」

涼「え!ちょっ!待て!」

羅「何?」

涼「ほら!さっき撮った写真!持って帰れ!」

羅「サンキュ!じゃね!」

バタン

完全に忘れてたー!

お母さんが「後で、ケーキ買って来てね〜♪おいしいのね!!」って、言ってたのに〜

忘れるなんて〜

ケーキ屋…ケーキ屋…

あっ!あった!

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