貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》File.11 警視庁の事故とその犯人
僕は過去、車の事故を起こした事もなければ、その現場を見る事はあっても身近な人間が起こすとは思っていなかった。
警視庁…玄関前。
そこが事故現場。
事故誘発者の名前。
葛城 麗子。
職業 警察官…公安4課所属。
柳部長は警視総監に呼ばれて大変だ。
僕と薄井さんとジョンさんは麗子さんを迎えに交通課に来ています。
「失礼するわ〜。」
交通課のみなさんの目線が恐いのは気のせいではないと思います。
「レイコドコデスカ?」
ジョンさんは空気を読めない…(笑)
「お〜う。来たか。」
奥からゆっくりと歩いて来る男性が呟いた。
「町田課長!」
薄井さんが珍しく真面目な態度で接した。
僕は初めて見ました。
「薄井〜。柳は?」
「総監に呼ばれてます。」
「そうか。ん?見ない顔だな。ジョンは知っているが〜君は…あぁ柳のセガレか?」
「違いますよ。新しく入った前田刑事ですよ。」
薄井さんが紹介してくれたお陰で少し助かった。
「新人の前田で…」
その時だった。
バンッ!
勢い良くドアが開き、中からひとりの女性が泣きながら走って来た。
「陽子さ〜ん!たずけてぇ〜!私は悪くないの!信じてぇ〜!」
すると薄井さんは引きつった顔で呟いた。
「麗子…またあんたか…」
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