《MUMEI》

 







正義があれば悪がある。


光りに影、白に黒、天国に地獄、全てにおいて原理は釣り合い。バランスが基本。

しかしその法則を無視する奴もいる、それが………










人間、














自己中で自己敬愛、

自分を愛し自分に甘く自分に生きる。


別にそんな人間ばかりではない。人のために自分を不利にする人間もいる。が、それはごく小数。バランスはとれていないのだ。





何故か?






それを答えるのに数秒も間はいらない。悪人が多いからだ。

人のため?冗談、それで自分になんのメリットになる?これが大半の常識だ。


金に目の眩む腰の重い政治家、人を騙すことしかできない口をもつ詐欺師、理性の欠片もない自分勝手な浮気、腹が立って自分より弱いものに虐待する親、

環境も食物連鎖も人間は不安定にすることにおいては天才的




かつて昔、人間はホモサピエンスと呼ばれていた。しかしその他にも人間のように知能の発達した種類の猿は多く存在していた。だが、ホモサピエンスである人間はその知能の高い猿達をことごとく殺していった。

蹴落として英雄気取りで、そして頂点に立った。下にはゴロゴロ転がる死体の山、そんな自分よがりな種族は今現代も頂点に立った気で偉そうにふんぞり返る。


















―――――――――――君は、この世界をどう感じる?













 

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