《MUMEI》
目の癌
近い存在だったお母さんを亡くした。
私は中学一年生。
弟 小学五年生。
妹 幼稚園児。

母親は目の癌だった。
目玉がどんどん膨れて真っ赤になり、飛び出てた。
顔の半分は、ガーゼだった。

それでも母親は私達にすごく強くて優しい姿をたくさん見せてくれた。

私はそんな母親が大好きで憧れてた。

でも病気には勝てなかった。
最後まで妹の名前を呼んでた。

「私が妹を育てる」

まだ中学一年生の私と幼稚園児の妹との戦いが始まった。



作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫