《MUMEI》 「そいつはありがてー!さっそく兄貴の素晴らしい授業を拝見させていただきまーす」 スキンヘッドは追い詰めた女の腕を背中へねじると、ぶるんと勢いよく飛び出した胸乳を、まるで見せびらかすように 我が物顔で揉みしだき始めた。 「ああー、いやー!」 「こりゃー確かにとろけそうに柔らかいおっぱいだぜ」 「畜生、うらやましいー!!」 「おりゃーもう辛抱たまらん!」 無法者達がよだれを垂らしながら、スキンヘッドの特別講義を食い入るように 見つめる。 それにしても先程指摘したように、男達の風体は実に異様だった。 昔のSF映画マッドマックスから飛び出して来たかのような、いかにもなファッションの話では無い。 背格好はそれぞれ違うものの、そこにいる五人のいずれもが共通した雰囲気をかもし出しているのだ。 それはまず容貌からも言える。 五人の 額はいずれも、突然変異でも起こしたかのように 異様なまでに盛り上がっている。そのために皆が異様に両目 が落ち窪んでいた。 それはまるで、類人猿にでも先祖帰りしたかのような容貌であった。 そして皆が一様にたくましい肉体をしていたが、彼らの額からは数や形状は個人個人で違うものの角が生えていたのだ!! 前へ |次へ |
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