《MUMEI》
出会い
「新入生、入場!」

めんどくさいよなー、入学式とか。

本中から来てるやつらは入学式も卒業式もくそもない。

だけど、他中から3クラス(90人)くる。かなりの名門で、大学までらくにいけるっつーことから

中学からくるやつもいれば、小学校からはいるやつもいる。

その波に乗れなかったバかどもがこいつらだ。

90人のためにこんな式やってんよりも、授業してたほうがいいんじゃないっすかー?先生さんたちよぉ

俺は勉強なんかしない。

授業前に紙をぱらぁ〜っとみときゃぁ、なんとかなる。

みんながぎゃんぎゃんやってるテストとかなんか1日10分ぐらいですぐ終わるだろ。

平均は90点以上。学年トップBをいつもつかんでいる。

これなら先生たちも文句はいわないだろう。

中学からそうやってきてるから誰も文句はいわない。

こんな未来の大社長を退学させるやつなんていないだろう。


「ガタンっーーーー」

1人の女がこけた。

しょっぼいやつだな。

ちょっとの段差でこけるなんてただの馬鹿。


「柳原樹李亜!」「はい。」

柳原?同じ苗字か。っつーか、さっきこけた女じゃねーかよ。

あんなやつが俺と同じ苗字だなんてありえない。

不愉快だ。


「なぁ、あいつお前と同じ苗字だな!」「つーかかわいくねぇ?」

ぜんっぜんかわいくねぇ・・・

「おれはあーゆうのがきらいなんだ。」



やっと入学式がおわって、教室移動。

そして、クラス替えの発表。

ここは入学式のあと、他中のやつらと本中のやつらがごっちゃまぜでクラスができる


俺の教室は・・・1−4、17.

へぇ・・・

男子は20人、女子は20人というなぜかぴったしにしやがっている。

俺の席はやっぱり後ろだ。まぁ、ねてられるからいいんだが。

隣の席は・・・「は!?」

なんだこいつ。。。。同じ苗字、

あの女だ。

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