《MUMEI》

言葉は並んでいるしいつも途切れずにずっとある 同じ言葉ばかり使われているのは伝わらないように表現せずにいる為 死んだままでいるには必須の生きた場所にいるには必須のどちらかひとつしか適用できなく無しでは存在できない条件を自らに与えないままで居続けてしまった 開かないはずの確かに開いた出入口は 次閉まってしまえばもう二度と開かないとだけ分かっている0844

しあわせをもらおうなんて 思ったことない 幸せなことだけは避けたいと それが真剣なこの歳月の答え じかに精神と肉体を破壊するから しあわせというものなら本当にひとつたりとも近づけたりしなかった それで人間に紛れてなんとか出来るだけ 存在しないように生きてきた あなたからも一切なにも与えてもらおうなどというつもりはなかった 必要なのは できるだけ多くじゃなくても 少なくても大切なすべての時間 空間 見えるもの 見えないもの 全部 全然邪魔にならないくらいの 遠くても重なってて それに気づかないような すべて そうなったのは 世界が終わって閉まった時から その覚悟の変わらぬまま あなたを止める事も 守る事も できなくて 生きていくのは あなたの方なのは変わらなかったけど 息も止められるのは この世界にも残らずにきたのに あなたのいない世界でも 死人である事さえも奪われることで 誰かが人生を生きてる間 一度も生きなかった死人が 不十分だからもっと死んでくれと言われて 現実の死なんかよりずっと深く死を知っているのに 死の真実すらも汚されて あなたの中に汚れたまま残されることも 全てを消えて無くすしか 全ての意味を自身の存在とともに消すしか 守りぬくための方法はなくて たださらされた もう現実の世界にも 死の世界にも いなくなってしまった なのにこの世界に身体を置いてる現在は 一分一秒成立されなくて 矛盾解消を性急された ずっと幸せは受けないように それは続けていた この世に戻るのだとしたら あなたからの幸せだけを受けないで居続けること 正反対の事なら全部受け続けてもいい それがこの世界での事実だから あなたは少しでもましな事を少しでもたくさんと考える 生きてる人の思考だと感じる 死んでいく人に生きていよ 身体を起こせと言って 強心剤を何本も打つのは 知らなかったと言っても 苦しみは消せない しあわせを受け取らないと それが完璧にできてしまえる体で 実際何も感じない事ならできた 現実的ないくつかを片付けて 実際にこの世から姿を消す事が 具体性を帯びようとして それはまるで希望してる訳でなく 最低限の尊厳を奪われる人間の それでもなおこの世で不在になる事しか価値とならない現実を突き付けられ そんなことしかそんな簡単なものしか 宛てがわれ求められないのだと知った だから死を前に 全てを受けたよ あなたの全ても拒否しなかったよ 生きている為 死んでいる為 を選択しないで 現実に消え去る肉体に 真逆の処方を両方とも避けずに選ばずに 同時に受けさせた あなたに言葉を返した時 私はこの世ではない場所で 人としてではなくとも 最期まで迎える事に なんの覚悟も変わりなかった だから真逆の処方を与えて殺す選択などありえなかった あなたからの全てを もし私が人間として受け取っていたら なんであったとしても幸せとして受け取れる もちろん あなたが分かる範囲の 認識の上で返してくれたものである以上 そのすべてを いいことは 受け取りも返すことも しないまま来たから もし本当ならば 人としてならば あなたがいるというだけで どれだけ幸せになれるのか 全部伝えるべきなのだろうと思う よくないことでなければ 言ってはならないと止めてきたから あなたが受け取めたものは 人でないまま 伝えたい事を取り除いた言葉で 幸せは受けさせずにいる者の言葉と真実 この世界から去るなら それを受ける事を選べない だけど分かっている 感受していなくても分かっている あなたがいれば この世界でいうしあわせを超越した すべてがそこに存在するということ 特別になんじゃなく 現実にそうなった 世界がここにあれば 同じ事になるだけ2113-2323

たった1時間も切って 明らかな不可能に向かう0801

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