《MUMEI》
持ち物検査
〜教室〜

先「では、持ち物検査をする!」

「えーー!!」

「俺、ゲーム持ってきちゃったんだけど…」

優「鞄の中身、出してー!」

ガサガサ

みんな、机の中や鞄の中に入っている物を出した。

私は、みんなの持ってきた物を順番に見た。

ん?

優「冬沢 巧!これは、何なの!?」

巧「花火」

むっかーー!!

こいつは、冬沢 巧。

私の中では、問題児。

頭はいいらしいけど、色んな女の子を泣かしている。

こいつは、容姿はいいので告白をよくされる。

普通の断り方は「ごめんね」とかなのに、あいつは「無理」って言うらしい。

だから、数多くの女の子を泣かしている。

てか…

優「何で、花火持ってきてるのよ!」

巧「放課後するから」

優「あとで、先生に渡しなさいよ!」

巧「嫌だ」

優「先生!こいつ、退学にしてください!」

先「でも…」

先生でも駄目か…

疲れたしもう帰ろう。

優「先生、今日は早退するんで」

先「…わかった」

巧「俺も」

はっ!?

優「何で、あんたも帰るのよ!」

巧「さぁ」

なんなのよ!

まったく!

巧「送ってあげようか?」

何言ってんのこいつ…

優「あんたは、自分の用事あるんでしょ?」

巧「ない」

え?

優「じゃあ、何で早退したのよ!」

巧「面倒だから」

はい!?

もういいや。

突っ込むのも疲れた…

優「あんたこの道だっけ?」

巧「違う」

???

「でさー○○がー」

前から、男達が歩いてきた。

ドン

うわ!

一人の男が私とぶつかった。

グラ

巧「おっと」

優「ありがとう」

巧「会長も、お礼言うんだ」

優「なっ!当たり前でしょ!」

巧「会長って、M?」

優「さあね」

私は、再び歩きだした。

巧「俺こっち」

優「へぇ」

巧「会長、髪伸びた?」

優「さぁ。自分でも分かんない」

伸びたのかな?

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