《MUMEI》
第2章 陵辱の始まり
朝、生徒会室
「そう、あの子が…」
「おそらく、数時間電話かけても非通知やから
まさかとは思たけど…」
「佐久間、今回は君が敗因だ。」
「すまん…」
「長時間、電話をかけるなんて非常識そのもの
しかも、夜中に家に押しかけて、喧嘩沙汰になるなんて…冷静沈着、才色兼備、容姿端麗の完璧な
三拍子が揃う優秀な人材として…少し教養が足りないな…」
成瀬は、不敵の笑みを浮かべる。
やはり、日野崎は、倍率の高い争いを駆け抜けた優秀な生徒の集まりと言われたが、今や
その優秀さと秀才さ、上品と進学校に適切な身の振る舞いを見せ、道行く者を関心させる
日野崎の姿は、あとかたもなく
今や、ただの性欲丸出しの下品な私立校になったのだ。

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