《MUMEI》
転校生
母「美麗奈ー!おりてきてー!」

「はーい」

私は、川岸 美麗奈-カワギシ ミレイナ-

今年から、高校1年生!

髪は、腰までありカールがかかっている。

今日って、確か始業式…

って、始業式!?

やっばー!

バタバタ

ガチャ

美「行ってきまーす!」

母「気おつけてね」

美「はーい」

バタン

バタバタ

お母さんったら、もっと早く起こしてよねー!

?「みー、おはよ!」

美「穂野花!」

私の事を「みー」と言うのは、橘 穂野花!

私は、学校で「みー」と言われている。

(ほとんどの人に)

美「穂野花も、寝坊?」

穂「違うよ!私は、おしゃれをしていていつの間にか時間がねー」

なるほど…

美「何で、おしゃれするの?」

穂「え!?何言ってんの!?」

美「だから、何でおしゃれするの?」

穂「じゃあ、みーの髪の毛はいつも綺麗なのは、おしゃれじゃないの!?」

髪って、言ってもくしでとくだけなんだけどな。

穂「うっわ!みー、8:57分だよ!」

美「うそ!」

私の学校は、9:00には門が閉まる。

57分って、ギリギリじゃん!

バタバタ

穂「ギリギリセーフ!」

美「あっ!穂野花、財布!」

ガーーー

穂野花が落とした財布を拾っていたら、門が閉まった。

最悪…

穂「私のせいでごめんね…」

美「いいよ」

?「お前、何してんの?」

美「へ?」

振り向くと、そこには橘 秀がいた。

美「橘!?」

秀「朝から、うるせぇ」

美「ごめん」

秀「よっと!」

橘は、門を軽々と飛び越えた。

秀「お前も、飛び越えれば?」

美「嫌」

秀「何でだ?」

美「もういい」

と言って、門を飛び越えた。

ピョン

スタ

美「穂野花、はい」

穂「ありがとう!」

美「行こ!」

穂「うん」

~教室~

ガラッ

美&穂「おはよー」

ク「遅かったね!」

美「そうかしら?(笑)」

ク「みーのそういうとこ大好きー!」

美「ありがとう♪」

ク「そうそう!今日、転校生くるらしいよ!」

転校生?

この時期に珍し。

美「男?女?」

ク「男だって!どんな人だろねー」

美「ボサボサ頭だったりして!(笑)」

ク「ありえるー!」

美「アハハハ」

ガラッ

先「席につけー。今日は、転校生がきている」

もうみんな知ってるよ。

先「城山ー入ってこーい」

ガラッ

ザワッ

一緒でクラスがざわついた。

それもそのはずだ。

転校生は、かなりのイケメンだった。

穂「うわ~」

美「あんな人、実在したんだね」

穂「あれ~?惚れちゃった~?」

美「惚れるほどかっこいいけど、私のタイプから外れてる」

穂「みーって、正直よね」

美「そうかな?」

先「席は~」

穂「みーの隣、開いてまーす!」

先「じゃあ、川岸の隣なー」

えーーーー!!!!

トコトコ

?「城山 京助!宜しくね?」

感じのいい人だな~

美「川岸 美麗奈。宜しく!」

京「美麗奈?珍しい名前だな」

美「うん!みんなからは、「みー」って言われてるよ!」

京「みー?」

美「うん!美麗奈だから、みーなんだって!」

京「俺も、みーって呼んでいい?」

美「うん!」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

次は、移動教室か。

ガタ

京「どこ行くんだ?」

美「次、移動教室なんだよ」

京「へぇ」

美「早く行かないと怒られるよ」

京「怒られる?」

美「じゃあね。穂野花、行こ」

穂「…うん」

トコトコ

穂「どうしたの?」

美「…別に」

機嫌が悪くなるような事があっただけだし。

美「穂野花、彼氏と上手くやってんの?」

穂「もちろん!この前、放課後デートしたもん」

穂野花には、彼氏がいる。

名前は…

?「よっ!」

穂「隆寺!どうしたの!?」

そう、隆寺というのが穂野花の彼氏。

隆「穂野花に会いたくて♪」

穂「そう」

隆「美麗奈もいたのか!」

美「うざい」

隆「ひっで!」

実は、こいつと私は従姉弟なんです。

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