《MUMEI》

1944急に思った 安全な場所 それはもちろん 小さな1つに過ぎないとして でも1つであっても それを作ればいい どこか別に安心できる場所 生きる為じゃなくても ただ本当がある場所 飛び付ける程 遊びじゃないから 一瞬を争わなくても ただそう分かっただけで その場所が見つかったみたいな もう安全がそばにきたような 少しの安堵感 だから急がずにそこを探す 荷物にはならない いつでも だけどずっと違う人間と同じだったから まだその場所に今いなくても 安全は約束されたみたいに 大きめの安堵感

どんなことの後でも もうどうしたって いつでも戻る 測らなくても常に同じ場所へ どんな姿であっても 少しも取り繕わないまま それが真実だから08

ちょっとでいいから ムリしないで ゆっくり 変わったりはしないから1217

大丈夫にも平気にもならない 感性も記憶も知覚も失われるとしても 何度でも逃げたりしない 一度もそうしないで来たから 全部受けて全て拒否する1950

ちょうどひと月で本当で存在できる場所を伝える 少しずつ本当を溜めてみる たとえば言えることならたくさん過ぎて それをここにあるのに何もないまでに 消す訳でもなく飲み込むでもなく 塊のまま失くして砕かれてきた ずっとずっと 長いこと存在したことがなかった あの時 道を開いてもらって それを無にしたくなどなかった でも生きるという答えは どうしようもなく消し去られた 事実と矛盾は解消されない どこにも存在していない人間になってしまった きっとそこにしかないんだろう0853

なんて言えば 言わなければいい? 何度でも 間違いの上には 不正しか 積まれない それは 生の傷を 産み続ける 恐ろしい 繰り返し どうしたら 誤った威力は 収められるかは それが存在した時点で 不可能になったのなら やはり意味などない0118

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫