《MUMEI》
雪が止む頃に……
タッタッタッタッ

僕は走る。

ガッ!
バタッ
「っ!」

ガバッ
タッタッタッタッ
何度転けようとも走る
捕まったらあの空虚な場所へ戻らねばならないから……。

だから……、

走る。

行く宛などないが、走らねばならない。

   サダメ
それが運命なのだから……

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