《MUMEI》

純粋無垢とビッチは紙一重なのか?帰宅前にホイホイ俺の家まで付いて来てしまうなんて、先輩が知ったらどんな反応するかな……。

「まず、これな。」

興味本位で購入したゲイモノのアダルトDVDを手渡す。

「ぼわっ……」

「ぼわって……、普通のエロビデオと性別が違うだけで変わり無いんだけど見たことないの?」

耳まで真っ赤にして初々しいリアクションをされると、からかいたくなる。

「普通のなら……あ、あるよ……」

俯いて目に涙を浮かべている、襲ってくださいと言わんばかりだ。先輩なら、本番はなくても既に手は付けただろう。
心置きなく立花を弄べるというものだ。

「じゃあ再生して大丈夫だ。」

リモコンの再生ボタンを押す。

「わああ!」

ベッドに敷いてある布団の中に潜り込む。DVDパッケージの煽り文句が、ジャニーズ系ヤンチャ少年の生挿入……
実際は顔が薄くてただのヤンキーあんちゃんがわざとらしく喘いでいて、こっちの立花のがよっぽど興味深い。

「ボリューム下げてっ……下げてえ……」

懇願してくる立花への優越感が俺を興奮させた。
神林先輩はいつもこんな立花を可愛がったのか、先輩ならどんな風にしたのだろう。

「神林先輩、触るよね?首筋とか好きそう。」

「……と、友達だもん!こんな……こんなに動かないといけないなら、先輩にフラれてしまう!」

首筋を撫でると振り払われる、キスをして喚くのを黙らせると固まってしまい可哀相だ。

「だから、先輩に嫌われないように練習すればいいじゃん?」

「そっか。」

ここまでくると早く戴かない、先輩も悪い。

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