《MUMEI》
無印
3月の終わりごろ、とくにわけもなく中央公園で昼を過ごし、
それから大学が始まっても、とくにわけもなく中央公園で昼を過ごすことがたびたびあった。


6月のことだった。
由紀を見たのは5度目だったのだが、彼女が初めて公園に入ってきた。
2000円のランチには行かなかったのだ。

由紀はベンチに腰掛け、
バッグからサンドイッチと紙パック入りの緑茶を取り出し、
風を気にしながら食べる。
それから旅行のチラシを見ていた。

彼女自身にブランドらしいものはない。


そのとき、メールが来た。
「地球環境学出席取るらしい」

いったいなぜそんなことがわかるのか疑問だったが、
行っておくことにした。

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