《MUMEI》
向日葵が咲く頃に……
それから三ヶ月の歳月がたった。

今もまだ僕は島原で働いてる。
座敷にはあがったけどまだ男女の営みってもんはしていない。

雛「桜ぁーー!」

桜「はぁーい!」
なにやらお雛姉さんが呼んでる……

桜「何ぃ?」

雛「あんたにある人たちの接客頼みたいんだけどぉー……良い?」

桜「だぁれぇ?」

雛「み……壬生浪士組何だけどぉ」

壬生浪士組!?
確か後の新選組……

桜「……良いよ!」

雛「ほんまぁ!あらがとぉ♪」

桜「お雛姉さんの頼みだから断るわけないよ」

雛「ごめんねぇこの借りは何時か返すからさ!」

桜「良いよ!じゃあ行ってくるよ」

雛「ほんま、ありがとうねぇ」

桜「ん」

香代「ご案内させていただきます。香代と申します。」

桜「嗚呼、よろしく頼む」

すすぅ……

香代「お雛太夫はご病気のため別の遊女をつれて参りました」

?「えぇーー;お雛太夫居ないの?」

?「新八、別に良いじゃねぇかよ」

むっ
酷い言われ様だな……僕……

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