《MUMEI》
理由
「さ。部屋へ。」
瑠菜が追い出すように背中を押した。








外は真っ暗。

魔界は時間がたつのが速い。


「あの。私はこれで。」


「おい。」

待て!俺!!


「はい?」

はぁ。何止めてんだよ。


「悪い。・・・何でもない。」


瑠菜はそうですか。と部屋を出ていった。





確かに、気になるっちゃ気になるよ。

魔界の人が人間をまた信じてみようと思った理由。

アイツに関係ありそうだし。

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