《MUMEI》
誕生日プレゼント
「そう……、やっぱりお金がいるのね……」





といって娑亜紗が涙目になった。




「……お前が言うか」





すると娑亜紗が「あ!!」と何か思いついた。





「そうだわっ、後で家の者に払わせに……」






途中で来駕が娑亜紗の言葉をさえぎった。






「すみません」





「これと同じのお願いします」





と来駕が店員さんに言った。







え……?






娑亜紗が戸惑っている間に来駕は





携帯を使えるように設定してくれた。






「ほら」





「一日早いけど誕プレてことで」





と言って娑亜紗に今買った携帯をわたした。





「たんぷれ?」





娑亜紗は誕プレの意味がわからなかったので




来駕に解いただした。





すると来駕が少し照れくさそうに





「誕生日プレゼント!!」





と言った。







え……




えっ




え―――



え――――!!!

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