《MUMEI》
電話
「なんだあいつら!」

「キャー!かっこいいー!」

えっと、今は廊下なんやけど…

なんや知らんけど、見られてる…

絶対、見られてる…

蓮は、大丈夫って言うとったけど…全然、大丈夫じゃないやん!

貴「ちょっと、君達!」

貴龍は、女子に囲まれとるし…

龍「邪魔だ。どけ」

「いやだ〜」

龍牙も、囲まれとる…

先に、行っていいやろか…

翠「貴龍、龍牙、先に行ってええ?」

貴「ずるいぞ!」

龍「見捨てる気か!」

翠「でも、早く休みたいねん」

龍「じゃあ、なんとかしてくれよ!」

翠「なんとかって、言われても無理や」

私は、そういうと龍牙達を通り過ぎた。

翠「コソ 滅っしたらあかんで…」

龍「分かっている」

貴「龍牙はして短気だからな」

「龍牙って、言うんですか〜?」

龍「うっせぇんだよ!!」

先に、行った方が勝ち的な事になってるやん…

♪〜♪〜♪〜

ん?誰やろ…

翠『もしもし』

?『わしじゃ!』

翠『お父さん?』

父『そうだ』

翠『なんかあったん?』

父『あぁ。龍牙と貴龍は、いるか?』

翠『女子に、囲まれとる』

父『そ、そうか』

翠『それで、用件…うわ!』

急に、ケータイを龍牙に取られた。

父『翠?どうしたんだ?』

龍『龍牙です』

父『龍牙か』

龍『はい。それで、用件は?』

父『本家に、来てくれ』

龍『分かりました ピッ』

翠「なんて?」

龍「貴龍、本家に向かうぞ」

貴「あぁ」

私は!?

ついて行けば、ええんやろか…

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