《MUMEI》
理由
〜龍牙〜

翠を1人で、行かせるなんて、どういう考えなんだ?

父「さてと、翠がいなくなった所で…」

翠がいなくなったからって、何をする気だ?

父「コホン 龍牙と貴龍は、体を休めとけ!他の者は、わしについてこい!」

全「了解!」

龍「ちょっ、待ってください!」

父「なんだ?」

龍「なんで俺達は、同行しないんですか!?」

父「お前達は、翠と同じ仕事をする前に、違う仕事をしただろう?」

確かに、違う仕事をした。

貴「しましたけど、翠を1人で行かせるのはと思いまして…」

そう貴龍が言った瞬間、仁さんの顔が真剣になった。

父「翠はもう、子供じゃないんだ!!バカにするでない!!翠は、お前達より強いのだぞ!!」

え…

俺達より強い?

なわけあるわけがない。

翠が術が出来ないのに、俺達は出来たんだぞ?

(人それぞれです)

父「分かったなら、下がれ」

貴「はっ!」

貴龍は、すばやく下がった。

しかし、俺は下がらなかった。

貴「龍牙!」

貴龍に、袖を引っ張られた。

その瞬間、我に帰った。

俺は、すぐに下がった。

俺達は、自分の部屋に帰ることにした。

龍「きっと、大怪我をして帰ってくるだろうな」

貴「翠の事か?」

龍「あぁ」

そう言った瞬間、

ガラッ

襖が開いた。

?「ただいま!」

翠が帰ってきた。

俺は、下を向いてたから、無傷なのか分からなかった。

翠「私、お風呂行ってくるね!」

翠は、お風呂に行った。

貴「翠が…無傷だなんて…」

貴龍が、つぶやいた。

!!!

無傷だと!?

そんな筈がない。

貴「龍牙、見たか?」

龍「いいや」

貴「傷1つなかった」

一つも!?

翠は、そんなに凄いのか?

あ、でも、相手が弱かっただけなんじゃ…

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