《MUMEI》
唯一の楽しみ
授業がだいだい嫌いの自分は隣の女子と手紙するのが
唯一の授業中の暇つぶしだった。

その子もたぶん授業は嫌いだったから
こんな、俺と手紙なんかしてくれてたんだなw
きっと。

たまたま
恋愛の話になった(手紙で)

別に手紙の相手は俺が女子と付き合っていないのも知っていたし
好きな子もいないというのも知っていた。

だから
こんな話題ぶっこんできたんだな。

ま〜
暇だし、話すことにした。

すると
俺のことを気になってる子がいると最初の手紙で回ってきた。
その俺のことを気になっているAはメールをしたり
仲がいい程度の奴だった。

それを聞いてもどうにもならない俺。
なんでここまでひねくれてるのかわからない。
白馬の王子様を待っているという女の子と同じように、ガラスの靴を履いた美女でもまっていたのかなw

手紙の返信には
特に興味もないし、ただの友達的なことを書いた。
適当な返事だったかな。
でもこれが一番無難だったんじゃないかな。

そんなこともありいまいち盛り上がりに欠ける暇つぶしは終わった。

その日の昼休み。
いつもと同じように弁当を友達と食っていた時のこと
本当に他愛もない会話をしていた、ちょうどそんなときに
かわいい女子の話になった。

自分は聞き入っただけだったが一人の女の子話で
僕のはしが止まった。

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