《MUMEI》

動く度に短いTシャツの下に隆々たる腹筋が、見え隠れしていた。

「あ、痣がある。」

どんどん剥かれて、上半身の布は無くなってしまう。

「これは、坂巻がっ……痛っ」

脇の下に唇が押し当て、歯を立てられた。
坂巻の名前は先輩の前ではタブーなのかな?
噛まれた後、大きな手が頭を撫でると、うっとりしてしまう。

「枕元のビニール袋のもの……角がさっき顔に刺さって、漫画だと思った。」

「あっ、はい。
練習するものです……先輩とどうすればいいのか全然わからなくて、まだ全く使えてないんですが。貸してくれて……坂ま……………きが。」

しまった、後半は先輩の目の色が変わった。ビニール袋を黙って漁り始める。


「使い方わからないの?」

淡々と袋から玩具を取り出す先輩が怖くて、ずっと縦に頷いていた。

「く、口には入れて見ました。」

ピンク色した栓のような、紐が付いている玩具で映像だとよく相手のモノを口に含んでいたので、口の中をトレーニングするのだと思っていた。

「これを、口に入れたの……?それじゃあおしゃぶりだよ……っ」

肩を震わせて顔を隠している、先輩怒ってる?


「あの、ごめんなさい?先輩とキスよりもっと凄いことをしたいと思ってしまったばかりに……俺が変態だから怒ってますか?」

「俺の写真の方がエロい玩具よりバレたら恥ずかしいなんて……、怒るに怒れない。あと、玩具の使い方間違えているよ。」

抱きしめてくれてよかった、優しい。
腰に指が滑り込み、尾てい骨からお尻の間に指が割ってきた。

「う……」

叫び出しそうになるのを先輩の胸に顔を押し付ける。

「……此処のクチに、入れて俺のが入るように練習するの。」

耳元で囁かれるのと、先輩の俺の粘膜を触れる直前で突いてくる動作に興奮度が限界を超えた。

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