《MUMEI》

まさに、骨抜きにされてその場にへたり込んだ。


「すぐにでも頭からバリバリ食べちゃいたいくらい好きだけど……、メガネ君には初めて気持ち良くなって欲しいから。俺の言ってる意味わかる?」

肩に手を置かれているだけで、俺の心拍数は増幅していった。


「先輩、可愛いしか言ってくれなかったから……ちゃんとしてくれるって信じていいんですね?待ち切れなくて女の子とラブラブになったりしませんよね?」

「はは、それは絶対に無い。」

よかった……。先輩から直接聞けた言葉なら信じられる。


「じゃあ、これは没収ね。坂巻から貰ったなんて汚いし……俺がちゃんとメガネ君に用意しておく。」

「俺のために……?!嬉しいです。」

先輩はさっさと袋に玩具を詰め直して自分の荷物に固めた、不機嫌になるから坂巻が汚いというのは聞かないでおく。


「俺の方が嬉しいよ?」

「先輩が嬉しいならもっと嬉しいです。」

「いやいや、俺のが……」

「俺の……が……っ、ちょっ せんぱっ」

自然に手の平を舐められ、唇からキスが胸部に降りる、真っすぐな先輩の鼻筋が最高の眺めだ。

「そっ……そこは、汚いです……」

俺の半勃ちのモノに唇が寄せられた、映像だとあんな他の人のを口に付けるなんて出来ないって思っていたのに先輩はそれをやって退けてしまった。

先輩の舌の動きが凄い……
ぐちゅぐちゅと、粘度の高い音が脳ごと揺らす。
刺激が強すぎて涙で視界がぼやけ、目を閉じると真っ白に埋まった。

初めて見た先輩のモノは、雄の象徴そのものだった。
先輩と付き合った人達はこんなに立派なものと毎回まぐわっていたのか……。

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