《MUMEI》 シティーホテルの一夜夕食のルームサービスは、断ったんだ 真奈美さんも、来なかったし、食欲なかったから 一人で、考えてた 見えないものだらけで、わからない不安が立ち込めてて 誰か、来た、 ドアを開けると、真奈美さんだったんだ 遅くなってごめんね うん、呼び出しちゃってすません 話の前に、ひとつお願いがあるの 敬語、止めて はい、癖になってるから、直ぐには うん、話すなら、キチンと話したいからタメ口の方がいいの うん、わかった 何から話したらいいのかな? 質問させて うん 言葉、選べないから、気にさわるかもしれないけど、軽蔑したり、バかにしてるわけじゃないからね うん、わかった 中1からでしょ? セックスしたの そうよ 身体売るって感覚だったの? そうね、それに近いかな、母から持ち掛けられたのよ 母の身体はもう、飽きたから、処女の私を自分好みの、やらしい女に育て上げる そんなかんじだったのかな 援交とか、したことある? ないよ、安くは売らない 生活わ面倒見てくれて、不自由なく大学まで行かせてくれるなら、 私の身体に、それぐらいの値段をつけてくれるなら、処女なんかあげるし、したいことさせてあげる 当初はそんな感じだったかな うん、なんとなく、わかる 俺ね、真奈美さんが来るまでの間、ずっと、考えてたんだ おじさんと、貴子叔母さんが喜ぶなら、なんだって出来る 俺、オジサンを信用してるし、好きだもん 立派な人だと、思うし、貴子叔母さんだって、何で母さんが疎遠にしてたか、わからないぐらいなんだ 私はその理由知ってるけど、私の口から話すことじゃなあいから うん、機会があれば、直接聞くよ でね、真っ直ぐ向き合えるとは思うんだけど、わからないんだ 大切な女性を、独占したくないのかな? 正浩おじさんのこと? うん、 あのね、言葉悪いけど、許されるなら、色んな女の子とえっちしたいって思うんだ 女性だって、性欲的には、そうかなって、思うから でも、おじさんは、なんでなのかなって 遠慮してるって、オカアサン言ってたよ もっと、触りたい、もっと、したいことあるのにって ほんとに何でもはなせる仲なんだね、羨ましいや 正浩おじさんに対する遠慮なんでしょ? う、うん それ、説明するの、難しい でもね、私わかるんだ、大好きな人が、私じゃない女性とエッチしたの、それを見てね、私、感じてた 悲しかったけど、感じてたの それに、正浩おじさんと、お母さんは精神的に深く繋がってるから 身体がどうとかで、奪われたりしないから、勿論嫉妬はするよね、それが、刺激なのよ 独占出来てるんだ? 独占って言うか、お互い必要だからって、感じかな? 真奈美さんは、少し枠の外なの? ううん、そんなことないよ でもね、私に恋愛してほしい、私の成長になるからって でね、バかな男に恋しちゃって、妊娠させられたのよ その話、聞いてもいい? え?、うん、じゃぁ、話すけど 泣いても、ほっといてね 真奈美さん、そう、言ったんだ ……… 前へ |次へ |
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