《MUMEI》

「俺の部屋で揉めるな!」
乙矢将軍がお怒りになられた。

最近は委員会とお勉強で忙しいみたいだから、こうして遊びに来ている。


「お前達の喧嘩なんて心底どうでもいいけど、まず二郎、他人の世話焼きすぎ。七生は勝手に自分の意見押し付けすぎ。
17にもなって人の恋愛にああだこうだ口出すな。
結局は自分の人生なんだから、決断するのも本人がやらなければ互いに後悔するだけだ。」
将軍から裁きを受けた。


    「「はい」」

ベッドの上で二人で正座して回転椅子に座りこっちを向いてる将軍様に反省する。



「分かったら出ていく」


    「「はい」」




トントン

「乙矢、二郎君達とお茶でも飲みなさいな。」
乙矢母が扉越しに立っている。



乙矢が静止画像のように固まっていて、二人で思わず笑ってしまう。

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