《MUMEI》
出会い系
当時、無料の出会い系が、まだ、たくさんあった頃
なんとか、素人の女とやりたくて、必死に書き込みしてた

だけど、冷やかしとか、イタズラばっかで、うんざりしてた

よく、見掛ける危ない書き込み
いかにも嘘くさい書き込みに、送信してみた
これで、ダメなら諦めよう

素人の女、もう、9年も、縁がない

高校以来、女はプロしか抱いてない

実質彼女は、その、一人だけしか居なかった

淋しさもあったし、最悪でも、セックス出来れば
そんな、思いだったんだ

車もち、来れる人足立の○○
いくらか必ず書いて

それだけの文を、たまに見かけてた

夜11時二万

その文面で、返事が来たんだ

いまでこそ、援助交際っていうけど
その当時は大人のお付き合いってまんな呼んでた

待ち合わせ場所に来たのは
細身の髪の長い眼鏡女で
上下ジャージの女だった

金を出した時点で素人ぞゃないけど
風俗じゃ、ものたりなかったから、これでもいいと、車に乗せ、近くのラブホに向かった

細なのに、乳はある
たぶん当たりの部類なんたよな

脱がせて、驚いた
タトゥーだ、腰と、腕と、胸に

そして、もっと驚いたのは、生理?!

ナプキンや、タンポンは、してない
トイレットペーパーを、丸めて挟んでただけだった

生でいいからね、

子の女、ラリってるのかな?

視線が定まってない
一応会話は成立してるけど

しかも、風呂入ってないのか、やたら、匂う

それでも、溜まってる欲求を満たしたくて
生で、やったんだ

生、俺初めてだった

女はずっと、携帯電話をいじってる

それでも、溜まってたから
一応、外に出したんだ
生理で真っ赤になってた

外に出したの?珍しいね、アンタ、よい人だね

女の台詞に驚いた
中に出させてんのかよ、この女

アドレスを交換したんだ
よい人だから、次は半額でいいよ

自宅で、その、アドレスを見直して、なんだか

genkiniikiru@〇〇〇〇〇ne.jp

何なんだよ、この女、そう、思った

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