《MUMEI》
後書き
半分事実の、小説

もう、昔のこと

誰も、覚えてないかもしれない

でも、俺は覚えてるよ

お前のこと、何も知らないけどさ

お前の体はよく知ってるんだ

足の指まで舐めたもんな

肛門の、脇に、小さなホクロが、あったよな

乳房は左の方が大きかったよな

嘘つきだ

元気に生きる、お前のアドレス

嘘つきだ

死にやがって

嘘つきだ

こんな女もいるんだって、小説に書いて見たよ

バカな女の、小さな小説
読む奴も、居ないかもしれないけど
もし、この女と、縁があった人が見たら
どう、思うのかな

結局、俺もやりまくっただけで、他の男となーんにも変わらないけど
でも、ひとつ、もし、伝えられるなら

ショボイ人生続けてるけど、悪くねーぜ

そう、伝えたいな

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