《MUMEI》

はい、正浩さんはビール
貴方たちは、コーラよ
春奈ちゃんは暖かいココアね

貴子叔母さんが、飲み物を配ってくれた

どうだ?、処女じゃなくなって

おじさんに聞かれた春奈が

少しみんなに近づけたかなって
でも、まだ痛い、まだ、入ってるみたいな気がする

照れながら、春奈が答えたんだ

翔、怒ってないよね?

突然、真奈美が言ったんだ

うん、怒るわけないじゃん
俺、真奈美が見てる前で、春奈を抱いたんだよ、それと、同じでしょ?

そっち、そっちに、言っていい?

懇願するような顔で、俺にそう聞いた真奈美がハッとして、おじさんを見たんだ

変な気を使うな、行けよ

優しいおじさんの言葉

おいで、真奈美

うん

真奈美が俺の隣に来て、甘えて来た

おじさんの舌、良かったの?

少し躊躇いながら

うん、身体、知り尽くされてるから

くっそぅ、マダマダだなぁ、もっと上手になりたいなぁ

俺の言葉に

最近女を知ったばかりじゃない
焦ることないわよ

貴子叔母さんが、言ったんだ

俺は真奈美を失神させたことはねーからなぁ
潮まで吹かされてよ

おじさんの言葉に

潮って、オシッコですか?

春奈が聞いてた

ぷっ、ふっ、違うよ
春奈も濡れるだろ、あれが中に黙って、それが大量に吹き出すのが、潮だよ

もっと、やらしくなったら、私も潮、できるのかなぁ?

真顔でそう話した春奈を
おじさんと、叔母さんは、笑ってたんだ

どうかしらね?
人によるみたいよ、いいじゃない、潮なんてどうでも
失神は、してみたいわね、そこまで感じてみたいわ

貴子叔母さん、おじさんを見て、そう言ったんだ

ハードルあげるなよ、翔、俺だって初めて見たよ、失神する、女なんて

そう言って、おじさんはビールをグイッと飲んだんだ

ねぇ、正浩さん、ここ何日か、翔と出掛けてたわよね
何を話してたの?

叔母さんの問いに

ドライブしたんだよな、んで、昨日はサウナ行ったんだよな

はい

何か話したんでしょ?
翔、急に変わったもの

ちょっとな、男同士の秘密だよな

はい、秘密です

そんな会話に真奈美が

何処が変わったの?

そう、俺に聞いたんだ

なんも変わってないよ

そう答えたんだけど
おじさんが貴子叔母さんの耳元で、こっそり何かを話すと
貴子叔母さん、くすっと笑ってたんだ

なに、教えてお母さん!

なにも変わってないわよねぇ

お母さん、意地悪しないで、教えてよ!

なに、必死になってんのよ、真奈美

翔のことで、知らないことあるの、嫌なの!

少しヒステリックに、そう言った真奈美に

自分を解放しろって言ったんだよ
俺に生活を面倒みてもらってるとか、真奈美は、俺の女だとか、つまらねーこと考えてんじゃねーってな
性欲も、想いも、つまらないモラルで押さえるな
ここはそう言う家で、俺たちは、そう言う家族だろって、話したのさ

おじさんの、言葉のあとに

今朝ね、貴子叔母さん、お尻触らせてくださいって
突然触ったのよ、翔
やらしい、触り方だったわぁ

叔母さんが、そう話すと

朝、遅かったのって、そんなことしてたの?!
私自転車で待ってたのよ!外で!

真奈美が怒ったんだ

叔母さんのお尻、柔らかくて気持ち良いんだ、顔埋めて、いってきまぁす、ってね

そう話した俺の顔を、真奈美が両手で掴んで

何してもいーけど、話してよね!

そう、言ったんだ

話さなかったのは真奈美じゃねーか

おじさんが、そう言うと

凄く困った顔して、そして俺を見て、
めちゃくちゃキスをしてきたんだ

…………

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