《MUMEI》 翌日、真奈美と春奈が二人で買い物に出掛けたんだ 洋服を買うんだって バーゲンセールがどうたらって言ってた 俺、おじさんと貴子叔母さんと、話してたんだ 聞いたわ、男同士の話し、翔、いいの? 叔母さんに、聞かれたんだ はい 正直、気持ちは複雑です でも、おじさんは、春奈も、真奈美も、大切にしてますよね 昨日も、なんだろう? 嫉妬と、興奮と、敗北感みたいな気持ちと、 んー、上手く話せないけど、でも、真奈美、あんなに感じてたし 春奈は、まだ、自分の考えがまとまってないみたいだけど でも、自分なりに考えてますよね 片寄ってるけど きっと、そのうち何か見えて来ますよね だって、大切に思う気持ちがある上での、やらしい行為だもん 自分自身の方が、心配です スケベを解放したら、おかしくなっちゃうような そう、話した俺 翔は、大丈夫よ、しっかりモノを捕らえて、自分で考えられるもの 真奈美が、心配だわ、手探り状態みたいよね あの娘、本気の恋なんだわ、 高飛車なあの娘が、あんなになるなんて 真奈美、身体は開発されてるけど、まだ、 心は幼もの 貴子叔母さん、そう話したんだ 俺にも責任あることだな だから、俺は翔に期待してるんだ 別れることになっても、子供を産むことになっても、どうなっても構わないから 真っ直ぐ真奈美を見て、付き合って欲しいって話したんだ 真奈美との身体の関係を止めるつもりでいたんだが それは、違うと、翔に言われてな おじさんがそうするなら、俺は春奈を抱けない、そう言うことになる 翔は、そう言ったんだ 確かにそうだよな、俺も手探り状態だよ 一般論じゃ、答えは出ねーもんな おじさんが、話したんだ 思う気持ちが、あれば、大丈夫か、 翔が言うと、そうなのかなって、思えるから不思議ね 貴子叔母さんが、そう言ったとき 貴子は、それでいいのか? おじさんが聞いたんだ 構わないわよ 大切におもってるけど、真奈美や春奈ちゃんとは違う、当たり前じゃない、そんなの 歳上の私を犯したい、性欲の限りを尽くして、陵辱してみたい 楽しみだわ 妖艶な顔を見せ、貴子叔母さんが言ったんだ 少しビビった俺に 翔、貴子に飲まれてるぜ おじさんが言ったんだ 普段は、これでいーんすよ プレーになったら、解放します きっと、醜さも、暴走するんだろうけど 貴子叔母さんに、全てをぶつけてみたいから そう、話したんだ 自分が不安か、翔ならではだな くすっ、翔ぞゃなかったら、こうはならなかったわよね 私たちに弄ばれて終わってたわよね そうかも、しれんな だがね、俺さ、今楽しーんだよ 偶然でも、何でもいい この楽しさは、大切な俺の宝だ さて、行こうか 翔の、醜さとやらを、見せて貰おうぜ おじさん、そう言ったんだ ………… 前へ |次へ |
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