《MUMEI》
ケーキ
その時、

ピンポーン

とインターホンが鳴った。

誰だろ…

羅「由呑ちゃん、ちょっと待っててね?」

由「うん」

ピンポーン

再びインターホンが鳴った。

羅「今出まーす!」

ガチャ

羅「なんだ涼か」

そう、そこには涼がいた。

涼「なんだよ!せっかく、ケーキ持って来てやったのに」

ケーキ!?

羅「なんで!?」

涼「母さんに、持って行けって言われたんだよ」

羅「あっそう」

涼「母さんの手作りなんだ」

羅「へぇ。じゃあね」

涼「じゃあなー!」

涼は、走って帰って行った。

ガチャ

羅「由呑ちゃん、涼のお母さんがケーキくれたから、一緒に食べよ」

由「うん!」

ケーキでも食べて、一休みしますか。

パク

モグモグ

羅「ん〜美味しい!」

由「本当だ!いままでに食べて一番美味しいケーキだよ〜」

由呑ちゃんは、ほっぺをおさえながら言った。

?「お前等、何してんだよ」

ん?私と由呑ちゃんはドアの方を見た。

羅「あ、お兄ちゃん!」

そう、そこにはお兄ちゃんがいた。

由「お邪魔してます」

由呑ちゃんは、ペコリとお辞儀をした。

羅「ケーキ食べてるだけだよ!」

海「てか、お前等本当に小学生か?」

???

由「小学生ですけど…」

海「そかそか」

お兄ちゃんは、そう行って部屋を出た。

羅「テレビ見る?」

由「ううん!節電しないといけないでしょ?」

由呑ちゃん…あなたは本当に小学生ですか?

お兄ちゃんが聞く理由分かった気がするよ…

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