《MUMEI》
居候
「恋奈ちゃん、今日も頑張って来てね♪」

「はい!」

私は、及川 恋奈-オイカワ レンナ-。

腰まである髪にカールがかかっている。

入江家に、居候して2年が経った。

?「恋奈ちゃんって、綺麗なお肌してるわねぇ」

この人は、入江 真由美-イリエ マユミ-さん。

とっても、優しい人なの!

恋「真由美さんも、綺麗な肌してますね」

真「まぁ、ありがとう」

?「お世辞に過ぎないね」

真「直樹!そういう事言わせないの!」

入江 直樹君。

頭も良くて、スタイルもいい。

でも、意地悪なんです。

性格も…言わないときましょう。

直「お前、誰だっけ?」

ほらね?こういう意地悪するんですよ。

恋「及川 恋奈だよ」

直「そういえば、そうだったな。及川さん」

私、恥ずかしいよ。

何故かって?

それはね?

こんな意地悪な人を好きをなっちゃったんだもん。

?「恋奈、邪魔!」

恋「優樹君、おはよう!」

優樹君とは、小5の男の子なんだけど…生意気なんだよね。

真「恋奈ちゃん、時間大丈夫?」

恋「はい!まだ時間あるけど、行ってきます」

真「気おつけてね!」

恋「はーい!」

ガチャ

パタン

直「なんでそんな早く行くわけ?」

恋「入江君!今日は、友達待たせてるだけ!じゃあね!」

走ろうとした時、

ドテ

髪を引っ張っられ、派手に転んだ。

恋「入江君、なんなの?」

直「引っ張っただけ」

はぁ…

私は、腰まである髪をポニーテイルにした。

直「そっちのがいいぞ」

入江君は、止まらずに歩きながら言った。

カァァァァァ

顔が真っ赤になるのが分かった。

直「なにしてんだよ。友達待たせてるんじゃないのか?」

あ、そうだった!

恋「入江君、ありがとう!」

私は、ニコッと笑ってから走った。

その時、入江君の顔が真っ赤になってるなんて知らずに…

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