《MUMEI》

しかし、
403folbaIden
アクセス規制の文字が
そして、ここから世界が変わる
「うおっ…」
幾つもの広がる空間、何かに閉じ込められたのか
「こんにちは、弱き少年…閉鎖要塞イノセント・パラダイスへようこそ…」
「閉鎖…要塞…」
「そう、ここは閉鎖要塞イノセント」
「そうそう、名を名乗るのを忘れた我は西条 舞姫イノセント・パラダイスのマスターだ…」
「マスター…」
「さぁ、手を差し伸べ喜べよ!!この世界は見事に誰もいない…きみのじゆうだ、さあアバターをさずけよう…」
「アバター?」
俺の体がみるみる細くなるのを感じる。
「細い…すげースマートだ…」
顔もよく見ると太ったまん丸顔ではなく
シュッと引き締まった凛々しい少年だ
「すごい、さすがゲームの世界…」
これは、ARか!VRか!
「ARでもVRでもない三次元構成のゲームだ…」
「は?」
「さぁ、いざゆけ…」

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