《MUMEI》
つまんない
ピンポーン

『はい』

涼平のお母さんが出た。

瑠「瑠花ですけど、涼平いますか?」

『ちょっと待ってね?』

瑠「はい」

ガチャ

涼母「久しぶりねぇ」

瑠「お久しぶりです」

涼母「涼平に、何か用かしら」

瑠「あ、はい。涼平が忘れて行った物を届けにきたんですけど…」

涼母「ごめんなさいねぇ。涼平は今いないのよ」

いないのかぁ。

仕方ない。

瑠「すいませんが、涼平に渡しといてくれませんか?」

涼母「はーい。気おつけて帰ってね」

瑠「ありがとうございます」

私は、家に帰った。

ガチャ

瑠「ただいま〜」

美「お帰りなさいませ」

瑠「あれ?お父さんは?」

美「ちょっと、お母様に会いに行くとか言っていましたよ」

そっかー

瑠「つまんないの」

美「何を言っているのですか?」

え?美雪さんが遊んでくれる…とか?

美「瑠花さんは、村長が外国に行くまで村長になるための勉強をしていただきます」

へ?勉強ーーー!?!?!?

瑠「い、今から…?」

美「はい」

勉強なんてもっと、つまんないよー!!

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