《MUMEI》

ごちそうさまぁ、美味しかったぁ

どう?、春奈、腕上げてるでしょ?

うん、半熟目玉焼き作れるようになったんだね

なんか、バカにしてない?

ぇへ、私も作れるもん
フェラチオだって、お姉ちゃんと変わらないぐらい上手になったって、おじさんが言ってたよ

私も成長してるのよぅ、翔、どっちが上手?

こっちに、振ってきたぁ
大学生と中学生の喧嘩かよ、この会話

答えなかった

迫る二人から、逃げ出したんだ
トイレへ

トイレから戻ると、真奈美が電話中だった

そう、ヤられちゃったんだぁ

うん、面倒見切れないよ、関わらないわもう、私はね

うん、えっ、そうなの?!

うん、ねぇ、高橋さん、胃、変じゃない?

やっぱり、盛られたかもね、強いお酒とか

うん、飲まないわよぅ
美味しくなかったし、それに自分で買って行ったのあるしね
そこまで、信用してないもの

くすっ、高橋さんも、そうしてたじゃない

うん、で、どうなの?
片想いのあの人とは

え?、うん、そんなこと言ってると、だれかに取られちゃうわよ
イケメンじゃない、女出来たら、難しいわよぅ、往くなら今よ

くすくすっ、可愛い、高橋さん
えっ、私?
まって、彼氏と代わるね

いきなり電話を渡されたんだ

もしもし

あ!、ほんとだぁ、えっ、同棲してるんですかぁ?
あっ、わたし、高橋っていいます、初めまして

あっ、はい、あのぅ、変わりますね

真奈美に、電話を戻したんだ

ねっ、内緒だよ、同棲してるんだぁ

くすっ、幸せだよ
だから、関わらないよ、高橋さんの知り合いでも、もう、ごめんだわ

うん、いいよ、気にしないで、うん、またね

電話を終えた真奈美に

あーあ、言っちゃってるぅ、見に来るよ、彼氏を
親戚だって、バレちゃうよ

春奈が言ったんだ

うん、べつに困らないもん
翔の学校の耳に入るとやっかいだけどね
春奈、何して遊ぶ?
カラオケ行く?、エッチする?

カラオケ行きたぁい、お姉ちゃんとお兄ちゃん、させてあげない
普段いっぱいしてんでしょ?!

くすっ、してるよ

あー、自慢したぁ

うん、自慢の彼氏だもん

絶対私も、お兄ちゃんの子供産んでやるんだから!

うん、お互い、シングルマザーだけど、頑張ろうね
春奈、お金も無くちゃ育てられないんだよ
大学出て、しっかり稼がなきゃ
全部、翔の負担になっちゃうんだよ

うん、わかってる、勉強もしてるよ

うん、今日は、遊ぼうね
翔、カラオケ行くよ、着替えよう

驚いた、真奈美と、春奈の会話に

俺、性欲の方が先走ってる
でも、真奈美も春奈も、見据えてる

先を見てる

それだけが、すべてじゃないんだろうけど
未来のひとつとして、しっかり見据えてるんだ

あっ、なによ、急に

んっ、お兄ちゃん

真奈美と、春奈に、キスしたんだ

したくなっちゃったな

うん、私も
お姉ちゃん、エッチにしようかぁ?

うん、スキン、あるしね

うん

マジ?
朝から、3人でするの?

翔、昨日、何回出したのかしら?
満足、させてよね

お姉ちゃん、お尻綺麗にしなきゃ

させないよ、今日は、これ、使うの

スキンの箱を、真奈美が持ってたんだ

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫