《MUMEI》 バカ女夏休みに入ったんだ でも、みんなと違って、仕事もあるしね 仕事を終え、帰宅すると、真奈美が ちょっと、付き合ってよ そう言ったんだ お腹すいたょ 後々、行こう どこいくんだよぅ いいから来て! 真奈美の車で行った場所は、マンションだった 誰の家? ダメ女の家よ 真奈美が宅飲みした、女子の家だったんだ うわぁ、人だらけだ 何人居るんだよ 真奈美、遅かったね うん、彼氏に来てもらった 何かあると嫌だからね この前の電話の?、ふ〜ん、イケメンじゃない、年下? そうよ、で、話はどうなったの? この人が、高橋さんの娘さんかぁ うん、美人だな 高橋さんも、中年だけど綺麗だもんなぁ で、この女子たちが被害者かぁ 5人も居るんだ そこでしょげてるのが家主の女子か で、この二人が、ヤリチン君で そっちの二人が、付き合ってる男女か 繰り返してたんだな この家で、宅飲みして、後から男が来る おんなじパターンで、女子をゲットしてたんかぁ だから!、ムリヤリやったわけじゃねんじゃんかよ 現に帰ってる女も居るだろ? 和姦だよ、強姦じゃねーだろ そうだよ、自分等だって楽しんでたじゃねーかよ もう、帰るぜ、訴えたきゃ訴えろよ、裁判でかまわねーよ! 男二人が、部屋から出ていった 俺達も帰るか そうね、関係ないもんね私たち バカップルが、言ったんだ 友達売って、楽しいの? 毎回おんなじ手で、酔わして犯して 高橋さん、そいつらに言ったんだ べつに私はそんなつもりじゃぁ そうだよ、あいつらが、女の子と遊びたいって言うから、連れてきただけさ 深夜の女子会に? 男子を? マナーないんだね、最低の、言い訳ね 高橋さん、喧嘩腰だった うるせーよ、貧乏人 いつまでもお嬢さん気取ってんなよな! 貧乏でも、クズよりは、ましよね けっ、言ってろ バカップルが、部屋から出ていった そして、家主の女子を、罵る言葉を残し、他の女子たちも 帰って行ったんだ 残ったのは、真奈美が宅飲みした、面子と、俺だけだった ねぇ、アキ、どうしてこんなことするの? 何か弱みでも、握られてるの? 高橋さんの言葉に、家主のアキって女は べつに 小さく、そう、答えたんだ 信じてたのに、酷いよ あいつらとグルだったのね?! ヤられた女子が、アキに言ってた よがってたじゃない、初めてでもないんだし、ガダガタ言わないでよ アキ、友達でしょ? あんたなんか友達じゃないわよ! どうして、そんなこと、言うの? 人の男、寝取ったくせして、何が友達よ! ちがうよ、ムリヤリヤられちゃったんだよ 嘘言わないで! 黙って、この二人の喧嘩を聞いてたんだ 翔、どう思う 男の子の意見、参考にさせてあげたら 真奈美が言ったんだ 言わない 遠慮要らないわよ、私はつるむ気ないから 高橋さんの、友達でも、私の友達にはならないわ 真奈美、そう言ったんだ 高校卒業のときに、二人とも遊ばれただけたけでしょ? バージンキラーって、いるみたいだからね あそびじゃないよ、ムリヤリだったけど、好きって言ってたもん ヤられ女が言ったんだ あんたのお初が好きって言ったんじゃないの? バカ女、やってなさい 真奈美、そう、切り捨ててたんだ ………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |