《MUMEI》 皆が言葉を失ってた 捨てる前に、生でやっとこう 大切じゃなくなったから、中に出しちゃえ アソコの写メ撮って脅せば、泣き寝入りするさ、 最低だよね、あいつ 真奈美!、止めて、翔君の前で話すことじゃないよ! カオリさんが、叫んでた 全部話してある、翔に、隠し事なんかひとつもないわ こんな、汚れ女の私を、翔は優しく抱きしめてくれるの 中途飯場な優しさじゃないよ 強さがあるから、優しいんだよ でも、その強さが、翔を傷つけるの 家に暴漢が来たのもホントだよ、犯されたもん 途中で、翔が、来て、助けてくれたの 翔、傷だらけで、アチコチ切られて、骨も、折れてて お腹まで刺されて 私がしっかりしないと、 私が強くならないと、翔が傷ついちゃうの 翔と寝たのは、間宮の件の後よ いつから本気だって聞かれてもわからないよ 身体の関係の前から、好きだったのかもしれない 気づけば、翔を見てた いつも、翔を見てた だから、翔は、私のすべでたがら、 ごめん、譲れない、 翔が居なくなったら、わたし、生きていけないから 眞鍋さんを見て、真奈美が話したんだ うん うん よかった、真奈美が、幸せで そんな事が、あったなんて 翔くんが、真奈美の力になってるんだね 眞鍋さん、目を赤くして なのに、真奈美の側に行き、抱きしめて 絶対、しあわせになって! そう、言って、また、泣いてたんだ ………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |