《MUMEI》

「おはよ〜」



学校に着くと丁度瑛斗も来たところみたいだった。



「あ、はよっ!」



瑛斗も元気よく挨拶を返す。




私はいつも胸のぼたんは閉めずに



スカートはちょ―――短く織ってはいている。



そうすると瑛斗が喜ぶからだ。



けど、ほかの男子の視線も熱い。




あ、言い忘れてたけど



私は結構胸がデカくてDカップぐらいはある。



それに、自分で言うのもなんだけど



顔も結構可愛いほうだ。



瑛斗はカッコいいから結構モテテ、いっつも女子に囲まれている。



今もそうだ。



瑛斗の周りにはいつも可愛い女の子がいっぱいいる。



そのことにいっつも嫉妬している自分がなんだか恥ずかしい。



けど、瑛斗は私が男の子といても知らん振りだ。



だから私は時々心配になる。





……瑛斗が好きなのは私の体だけなのかな?って。

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