《MUMEI》
男装
ピピピ ピピピ ピピピ

「ん〜」

はっ!!

「何時!?」

「10:23」

やっば!!

ドタドタドタドタ

母「真由!もっと静かに下りてきなさい!」

「ごっめーん!」

私は、原愛 真由-ハラアイ マユ-。

高校2年生。

腰まである茶髪。

?「真由、お前のせいで起きてしまったぞ」

真「起こしちゃった?ごめんね!」

?「…まぁいいけど」

この人は、私のお兄ちゃんで原愛 潤-ハラアイ ジュン-。

1つ年上の優しいお兄ちゃん。

真「それより、お母さんお弁当!」

母「なに言ってるのよ。あなた今日から、潤と同じ高校に行くのよ?」

へ?お兄ちゃんと同じ高校って…

真「男子高だよ!?」

母「そうよ?だから、男装してね♪」

男装!?

いやいや、普通女を男子高に通わせるなんて発言しねぇよ(汗)

母「潤の高校って、帽子okよね?」

潤「あぁ」

母「じゃあ、帽子被って髪隠しましょ♪」

潤「帽子落としたら、バレるかもよ?」

母「あ、そっか…じゃあ、切っちゃいましょうか?」

えっ!?

真「いやいや、帽子でいいよ!!切っちゃうなんて…」

母「冗談よ冗談!」

ホッ

母「じゃ、着替えて来て♪」

制服とかを渡された。

一応着替えるか。

〜5分後〜

真「出来たよー」

母「まっ、格好いいわぁ」

お母さんが抱きついてきた。

潤「それならバレてもいいかもな」

おいおい…

バレてもいいわけないだろ!

母「男言葉を練習しないとね!」

真「いいよ。練習するほど下手じゃねぇよ」

母「そうね!じゃあ、出発よ!!」

そう言ってお母さんに手を引かれ、家を出た。

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