《MUMEI》
転校生
由「もう帰るね?」

羅「うん!また明日学校で!」

由「じゃあね〜」

バイバーイと手を振って見送った。

今日はもう疲れたし、寝よう…

〜次の日〜

ピピピ ピピピ ピピピ

う〜ん

もう朝か…

私は、制服に着替え、腰まである髪を横で1つぐくりにした。

腰まであるせいか、横にくくってもひじまである。

よし!

私は、玄関に行って靴を履いた。

ふわぁ〜

まだ寝たかったなぁ。

ガチャ パタン

家を出たら、家の前に由呑ちゃんがいた。

由「羅々ちゃん、おはよう!」

羅「由呑ちゃん、おはよー」

由「眠そうだけど大丈夫?」

羅「うん」

私は、トボトボ歩いた。

由呑ちゃんは、私のスペースに合わせて歩いている。

由「今日、転校生くるんだって〜」

転校生!?

私は、その言葉で目がちゃんと覚めた。

羅「どんな子なの?」

由「男の子で、子役してるんだって〜」

へぇ、子役を…

って、子役!?

もしかして…

由「しかも、沢田 亘に似てるって!」

沢田 亘って!

あの私達を騙そうとしていた!

羅「それ絶対、沢田 亘だって!!」

私は、大きな声で言った。

その声で、近所の人が私の方を見た。

由「しーーー!!!声がでかいよ!」

羅「ごめん」

でも、大声で言ったからスッキリしたなぁ…

由「でも本当に、そっくりらしいよ!名前はまだ分かんないらしいけど…」

羅「あぁ〜私達がモデルやってるって知られたら〜!」

由「もうみんな知ってるよ?」

へ?みんな知ってるの?

なーんだ!

そんな事なら、大丈夫か!

由「今、大丈夫って思ったでしょ…」

???

大丈夫じゃないって事?

由「それが大丈夫じゃないんだよ」

羅「なんで?」

由「女の子の視線が痛いわよ〜」

あ、いつの間にか学校についてた。

私は、由呑ちゃんを無視して学校に走った。

由「えっ!!羅々ちゃん!?」

羅「早く早く!」

由「待ってよ〜」

由呑ちゃんは、私のあとを一生懸命走ってきた。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫