《MUMEI》
異変
「リリィ」
「………!」
「夜な夜な、どこへ行く。ここ暫く気になっていたが」
「関係ないでしょ」

部屋にルティをいれると、必ず何かに気づく。
鋭い………。


「 "ナイトとの背徳行為をバラされたく
ないなら、言うことを聞け"」

………!

「………だろ?」
「………ごめん………全く、そのままよ」
「………大丈夫………許すから」

ルティに抱きしめられた。
汚い身体になって………ごめん………

「………ルティ………」
「だから、汚れを落とさせて」

ルティは返事を待たずに、身体に手を滑らせた。


弄らず、いきなり入ってくる。

痛さに身体が反る。

けど、ルティは許してくれない。

赤い液が足をつたう。


「………っ………んんっ」

「深くするから気ぃ失うなよ」

ルティの首に手を回して受け入れる。

「注ぐから………薬………飲めよ」

「………あぁっ………」

深く奥まで注がれる。


「姫様………」

「んっ………」

ゆっくりと深くキスをされる。


………気持ちいい………


温かくて………


ルティじゃなきゃ………気持ちよくなれない………


「可愛すぎ………」

首に付けられる、赤い印。

必ず、付けられる。


シーツが二人の白濁液でぐちゃぐちゃに濡れる。

生で………してるから……



どんどん深く、激しくなる。


同時に薄れる意識………


「………リリィ………愛してる………」


意識が落ちる寸前に………ゴポッという音が、はっきりと聞こえたー。

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