《MUMEI》 夜城の見張りの目を盗み、城の外に出る。 ルティは会議中だ。 バレてない。 指定された場所に着く。 怖くない………怖くないから……… 「来たのか。潔い女だな」 「………ラーク………」 「そんなに、バラされたくないか」 「五月蝿い」 「オレにそんな口を利いていいのか?」 「黙れ」 気持ち悪い……… ラークが一歩近付くと、無意識に後に一歩下がる。 すぐに、背を木に打つ。 もう、逃場はない。 「脱げよ」 「………!」 「ナイトの前で脱いでるんだろ?」 「………っ………」 「いいのか?全裸でここで抱かれて」 卑怯だ……… でも………逆らったら………ルティが……… ゆっくりと紐をほどく。 ………もう………やだ……… 「随分、綺麗な身体してるな」 「………五月蝿いっ………」 「ナイトが喜ぶの、分かるなぁ」 「―っ………」 身体に滑るラークの手……… 「ちゃんとオレの上に跨がれよ?」 「っ………」 「言われてもいいなら跨がるな」 もう………嫌……… 初めて、ルティ以外の男に跨がった。 気持ち悪くて………気を失いそうになる。 遠慮なく、"中"に注がれる。 足につたう、赤と白濁……… 「ほら………もっと、しめろ?」 「………んっ………ぁぁ………」 「イったな………早いな」 腰を固定され、次々と注がれる― 吐き気がする……… お願い………ルティ………助けて……… 薄れる意識の中、また明日も来いという声が聞こえたー 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |