《MUMEI》

こえきけないんだとふとおもうと あの宇宙の恐怖に引きずり込まれて 気がおかしくなりそうになる 安全な場所ひとつあれば たぶんほかに何も望まなくて死ねるのに もちろん本当のこころは生きれるなら すべて偽りのない姿で演技のないそのままで その自分に目を背けたくなる部分は見つかりそうにない それがこれまでの長かった空白の間に 死人が積み上げてきた実際の証明 たくさんの大切なあなたのかけらが無数にある そうじゃなくても何かで意識をそらす事はできるはず だけど洞窟の真っ暗なものすごい力は 強大で一瞬の破滅力を持つ それにできるだけ訪れられずに済むように 今は場所を失って全く基盤を失くした 何も見えないすがるわらもない身ぐるみさえない そのままでこの冬を越さなければならない 何も見えない中でのひとつずつ 人ひとり分の場所が死ねるため生きた間に戻ってこれるよう1204

本当の場所が存在しないうちは生きているも死んでいるのもできない それを受け入れる事などなれないけれどそうやってここまで来た それは何かのせいではない でも確かに理由はある 今とにかく方法がないのなら本当じゃない場所にとどまっているしかない それがしたい事の中枢ではない けれどそのひとつひとつさえ何もかもが意味のない事などではない どこにでもバラマキたいような物もひとつとしてない なにもかも何もなしで理解などできないとわかっている だから必要のない所に交わらせる事などいらないんだ これにおいては誰かの何かのために誰かを使う事だけは許されてはならない それは調和でもなんでもない 触れてはならない場所はある それならば死を許す事のほうがずっと大切 人が使われるべき場面で大いに活用される事ならしかるべき多くの場面でいくらでもあるだろう 差し出したいなら常に自分であるべきだろう 人を思いのまま操るのではなく人を使用するのではなく コントロールしていいのは他人ではない自分自身だけ 人のために人が使われるのはちがう 場合によっては絶対にちがう どんなに年月が薄れても違えてはならないものもある それは尊厳を左右するものだからだろう 人の思いを侮辱してしまうものだからだろう ずっと伝えようと苦心しているのはこの説明なんじゃない 彼のしんどさをなくせる言葉を 彼が安心できればいい楽になれる方法を 彼女がおもて向き存在しているままでかなう方法が 苦しくて言葉にできない12-19

0115よゆうのないまま よっぽど9分以上も ほかのあらゆる事なら 進めていない ほんとにやめかけていた きもちは止めようとしてた だから答えきれない とにかく絶対に 場所がちがっている事は まちがいない それをどう理由づけようとしてもムリだ そう分かった上でまたそこへ戻る一歩をふみ入れた その場所には申し訳はつかない 絶対に正しくないと分かっている そしてすがる場所は今そこしかない 少しでもそこにそぐったふりを自身に強いようとするけれど その世界はきびしくて声にできない どこまでさすらうのか全く見えないけれど ダメだと分かっていて そこへあまえてしまうことなど ありえてはならないはずだった なのに実際なぜ選べてしまえるのかは 自身でも説明がつかない ただ本当に必要な方の場所からは また遠ざかる そうやって乖離し続けていくことが 逆に苦しさを早めてしまう恐れはある だけどとにかく 誤った場所であやまりながらもつなげる側面は そのサイドしかない けれどそちらは まるで時間かせぎみたいなものとも言える 一方でじかん稼ぎでありながらも そうであってそれ以上のものでもある ただ今は 心あたりも存在しないまま それでもそこに確かに救ってもらい そして無いあてを探さなければならない0225

たぶんそんなに余裕なんてなくて十分に休息はとれないのかも どこで息つぎかは分からないけど なんとか1時間でも2時間でも深い睡眠や安息が得られますように とにかく安全にそして少し無難で確実なのもとても大切な勇気 フラットならそれが感知できる2328

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